2013年12月7日土曜日

2013.12.7 LIXILとの協働活動

 毎年2回、宍塚の里山を里山らしくする活動を行っているLIXIL。
 12月7日、茨城大学の黒田久雄先生の指導のもと、50年ほど前に放置され、荒れ果てた五斗薪谷津、アシや柳、それに藤蔓が絡み合い、藪に埋もれた水路、畔の復元、大木になってしまった柳の伐採活動を行いました。
黒田先生の資料から
 参加者、どの方も一心不乱に活動され、終わってみれば、黒田先生もびっくりの成果。 
 集合場所は農園、昼を食べるのも農園、五斗薪谷津の奥まで行くのに30分、往復1時間。宍塚の里山が広いことを実感し、里山を里山らしくすることの大変さを味わい、しかも今後も続けたいの意思を持ち、保全活動を続けてくれる里山の助っ人たち。お金があっても里山保全ができるわけではありません。担い手がいなければ何も変わらないばかりか、どんどん悪化してゆくのです。企業との活動、しみじみありがたいと感じています。
 LIXIL の方々、このような活動こそが大切であることを理解されていることがうれしい。次回LIXIL の活動は6月14日(土)の予定です。 
 堤防に立つと、池の中央の谷津、五斗蒔谷津に茂る柳が年々育ち、最近は柳が池の中央に向かって広がりを増していることがわかります。 この活動を何年続けたら、柳が目立たなくなるのか…、谷津が田んぼ状態になるのか、気が遠くなりそうですが、今日はその一歩を踏み出すことができたのです。
 ご参加の皆様、本当にお疲れ様でした。
終わりの及川理事長のあいさつ。後ろに見えるのは、同日に行われた案山子送りの風景。
  おいしいお昼をご準備くださいました皆様にも感謝・感謝です。 

by hana

追記
 12/12 LIXILがこの日の活動の詳細をプレスリリースしました。

 【LIXIL 「森でeこと(もりでいいこと)」 茨城 10回目の活動を実施】 クリックしてご覧ください


2013年10月19日土曜日

2013.10.19 富士通との協働活動

(写真掲示板から転載)

 富士通との協同活動を始めたのは2008年秋から。それ以降毎年春・秋30名ほどの社員が保全活動に汗を流している。今回は池のヘリに立つ大木5本の伐採とその周辺の整備活動。
作業前

作業後

池にやってきた人が最初に目にする大池の景色が素晴らしく良くなった。

 チェーンソーは会のベテラン数名がチェーンソーを使って伐採。枝をのこぎりで落とし、所定の場所へ。午前・午後、みっちり汗をかいたが、大きく変わった景観にみな満足!

by hana


(五斗蒔だより2013年11月号から転載)

富士通との協働活動10.19 
参加者 富士通 28 人(子ども3人)
会から 指導・作業8人、昼食担当4人

 ゴルフ場のわき道から大池に向かい、最初に池が見えるところが今回の活動場所でした。樹齢40年の榎、シロダモ、シラカシ、コナラなどの樹木を伐採。チェーンソー、使い慣れた人が数人、枝を落とし、 最終的に一番太い榎を切り倒しました。幹は輪切りにし、枝を落とし、所定の場所に運び、斜面に広がる小木や篠竹を刈り払い、すべての作業を終えました。

作業箇所

 午前中、子ども3 人とその家族は谷津田、小川で生き物探し。二人は生き物大好き、あまり生き物好きでないと言っていた女の子も、終わるころにはカエルを素手で触れ、ザリガニをつかむまでになりました。午後は皆と一緒に枝運び、大人に交じって負けないよう頑張っていました。
 里山ランチ:ご飯、煮物2鍋、ちょっと辛い具だくさんスープと大鍋が並び、テーブルには彩りよく、煮物、サラダ、果物・・が並び、みな満足・満足のランチでした。
 今回の活動、成果が一目瞭然、参加者皆大満足で終えることができました。林の間に広く、遠くまで広がる宍塚大池、これまでの景色が一変しました。ぜひ皆様見に来てください。
 前の週から準備に当たられた方もおられました。ご参加・ご協力いただいた皆様、大変お疲れ様でした。
及川 ひろみ



2013年6月8日土曜日

2013.6.8 富士通との保全活動

2013年春の活動

 2008年から年2回、宍塚の里山で活動を続けている富士通、今回は池西湿地の整備、柳の伐採、引き抜き、谷津田のセイタカアワダチソウの引き抜き、外来魚駆除活動を行いました。企業の戦力は大きい。
単なる釣りではありません。ブルーギルなどの駆除です。

池西湿地で
by hana

 
(五斗蒔2013年7月号から転載)

2013.06.08 宍塚の里山保全活動に参加して

 富士通では、「生物多様性保全」と「社員の意識啓発」を目的に、「宍塚の自然と歴史の会」の皆様のご指導のもと「宍塚の里山を守る活動」に2008年から参加しています。今回で10 回目となった活動は、6月8日に実施され、35 名の社員と家族が「篠竹刈り作業、外来種駆除活動、湿地再生活動」等に協力しました。
 今回は、参加者の声を掲載させて頂きます。
 「小学生の息子と二人で『湿地再生活動&外来魚駆除活動』に参加しました。宍塚は古代からコメ作りが行われている土地とのことで、山間に広がる田園の風景は、初めて見るにも関わらずどこか懐かしさを感じます。
今回の活動の中で、息子が一番楽しみにしていたのが釣り(外来魚駆除)です。釣り自体が初めてでしたが、短い時間に7匹も釣りあげて大喜びでした。皆が釣ったブルーギルを見て『この魚どうするの?誰か飼うの?』と聞いてきましたが、『肥料にするらしいよ』と答えると不思議そうな顔をしていました。
 また、セイタカアワダチソウは根が残っていると再び生えてくるということで、だから抜根なのかと納得しながら作業を続けましたが、息子は10分ほどで飽きてしまい、ザリガニ探しに熱中していましたが、抜根作業はそれなりに印象には残ったらしく、家の近所でセイタカアワダチソウを見つけると『お父ちゃん、あれ抜かなくていいの?』と聞いてきます。
 今回はファミリー向け活動として、楽しみながら参加させて頂きましたが、地道な活動を継続する事で里山保全を進めている、『宍塚の会』の皆さんに敬意を表します。」
富士通株式会社 環境本部 Aさん